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どうにかこうにかはけた私は稽古場の隅に行くと崩れるようにしゃがみ込んだ。

座ったことで意識がより痛みに向く。

すると左足の痛みがより一層今まで感じたことのない痛みだということに気付かされる。

これ、やばいかも？？

その瞬間、痛みと共に不安がどっと襲いかかってくる。

「ジョンマイラブもKISS8もここで降板？」

「このまま動けなかったら誰かに助け求めないと、、」

冷や汗をかいているのに、體は猛烈な熱さを帯びている。

近くにいるメンバーに聲をかけることすらできないほどの痛みで私は悶えていた

次のスタンバイまでは5分。

そんな中でも、今まで大きな怪我をしたことがない私はある安易な考え持っていた。

「このままスタンバイまで安靜にしていたら痛み落ち著くんじゃない？」

これを読んでるあなたは

「そんなはずはないだろう」

と思うかもしれない。

だが私の思惑通り

足の痛みは少しずつ、少しずつ、引いていったのだ。

そして次のスタンバイまでに私は歩けるまでに回復していた

約5分ほどでだ。

とは言うものの、左足の痺れは少し殘っていた。

しかし次の出番はほとんど動かないこともあり、何事もなかったようにスタンバイに向かった。


その時には同じ場所にスタンバイするメンバーに

「今さ、なんかわかんないけど足に電撃走ったんだけど！笑
もう痛み引いたから大丈夫だけどね」

なんて會話もできるほどに回復していた。

そして私は痛みが引いていく左足に心から安堵していた。

大きな怪我じゃなさそうで良かった、、。